1)秋処理のポイント①~稲ワラの腐熟化促進とトロトロ層の形成~

目次

秋処理のポイント①
~稲ワラの腐熟化促進とトロトロ層の形成~

(1)稲ワラの腐熟化を進める

●耕起のポイント ~片野教授に学ぶ~

●すき込み時期 ~十分風化させてから~ 

●イトミミズの越冬と稲ワラの風化

※技術的補足

(2)秋から始まる「トロトロ層の形成」~有機物は微生物のエサ~

コラム3-自然農法とは何か?その2「育土」

秋処理のポイント①
~稲ワラの腐熟化促進とトロトロ層の形成~

前述したように、秋処理のポイントのひとつは収穫後の稲ワラの腐熟化促進です。それは単に、各種弊害(稲根の生長阻害、雑草やイネミズゾウムシの誘発)の元となる未熟な稲ワラを土中に残存させないということだけではなく、有用微生物の働きを高めトロトロ層を形成させるという目的も含まれていることは既に述べた通りです。

秋にこのイマジネーションを持つか持たないかによって春以降に微妙な差もしくは大きな差となって表れてくる可能性があります。まずは前項に引き続き、①「稲ワラの腐熟化促進」と②「トロトロ層の形成」に関わるポイントから見ていきたいと思います。

(1)収穫後の稲ワラの腐熟化を進める

●耕起のポイント ~片野教授に学ぶ~

農家現場で見られる失敗の多くは、土壌水分が高い状態で耕起を行ったために、かえって稲ワラの腐熟化が妨げられる場合です。秋雨が多い年、特に水はけの悪い田んぼでは、どうしてもこういった状況に陥りやすくなります。ひどい場合は、翌春、土中で稲ワラが青いままの漬物状態で残存している様子が確認できることがあります(写真8)。

土壌水分が高すぎるとどうしても腐敗しやすくなり、腐熟化も進みません。しかし土壌の水分状態に関係なく「土と稲ワラをとりあえず混ぜてしまえば分解は進むだろう」と誤解されている農家も少なくはなく、その背景として、稲ワラの腐熟化促進=秋耕起という図式があります。

秋 自然農法無農薬栽培の田んぼ
秋 自然農法無農薬栽培の田んぼ
 
春 自然農法無農薬栽培の田んぼ
春 自然農法無農薬栽培の田んぼ
写真8 (左写真)秋、土壌水分が高い状態で耕起された圃場では、(右写真)春になっても稲ワラ分解はほとんど進んでおらず、青さが残る‘漬物状態,で残存していた。秋雨が多い年、水はけの悪い圃場ではこういった状況に陥りやすい。天候の状況に合わせ、作業の優先順位を変えていくことも対策のひとつになる。(左:2004年11月26日、右:2005年3月10日、鳥取県にて撮影)

片野教授は、こうした一連の稲ワラの腐植化をいかに進めるかという命題のもと詳細な検討を加えられ、先の著書の中でその手順に触れています。その中からいくつかポイントなる部分を抜粋引用します。

○「まず、明らかになった点はイナワラの還元時期であった。従来、ワラは収穫直後の秋耕起時に土壌中にすき込まれていたが、この時点でのワラの色は黄緑か黄色であった。この時期では早すぎ、ヨシが水に触れる時点の色(茶~茶白色)に変色するまで、ワラを田表面に放置しておくべきではないかということに気付いていく。」

○「10月、コンバイン収穫時に5~8センチに細断、散布された生ワラがイナワラに変色していくためには(農家はワラの「味つけ」と呼ぶ)、岩手県で30日から45日を要し、11月下旬から12月上旬の降雪直前の時期までかかる。この時期に、秋耕起、すなわち、イナワラを土中搬入することになる。」

○「田が十分乾いておらず湿った状態で秋耕起すると、翌春までにイナワラの変色、腐植が進まず、収量が低くなるとともに雑草でも苦しめられることがわかってきた。秋耕起はイナワラの変色に着眼するとともに、イナワラと田が十分に乾燥し、ロータリー耕をかけるときに土ぼこりが出るくらいのときを待ってできるだけ荒く行なうことがポイントとなることがわかってきた。」

○「棒くいのどの部分が真っ先に腐るかといえば、地際付近であることはよく知られている。また、森林原野生態系のA0層上部、腐葉層付近ではどんなに多量の雨が降っても、その直後の水分は手で握れば形くずれをせず、強く握るとじわっと水が出る程度に保たれている。地際部もA0層もいずれも水分は60~70%である。これ以上の水分含量となると、発酵ではなく腐敗となってしまう。秋耕起後に溝切りなどを励行するのは田の水分を60~70%に保持するためにも重要となる。過湿にならない状態でイナワラの変色を進めること、これがポイントとなる。」(前掲書「自然農法の稲つくり」より)

以上、耕起についての主な重要ポイントは、ほぼ網羅されているように思います。

私も当初から、稲ワラの還元方法には興味を持っていて、自然農法センターの試験圃場や農家現場で様々な検討を重ねてきました。土壌水分の過湿による弊害については先に紹介した通りですが、もうひとつ片野教授が指摘されているすき込み時期についても重要なポイントが隠されています。

自然農法無農薬栽培の田んぼ 水はけが異なる2圃場の様子
自然農法無農薬栽培の田んぼ 水はけが異なる2圃場の様子

自然農法無農薬栽培の田んぼ 土中稲わらの確認
自然農法無農薬栽培の田んぼ 土中稲わらの確認
写真9)水はけが異なる圃場の様子。左圃場の方が水はけが悪い。畑雑草の生育状況からも明らか。秋耕起は両圃場とも11月8日に実施。(2005月4月8日、鳥取県関金町にて撮影)
写真()田植え後に確認したところ、水はけが悪い左圃場では、未分解の稲ワラが多く確認された。ガス湧きは両圃場で確認できたが、左圃場では、かすかに異臭がした(右圃場は無臭)。(2005年6月9日、同地で撮影)

●すき込み時期 ~十分風化させてから~

農家現場(自然農法無農薬栽培の田んぼ)ではいろいろな場面で、稲ワラの分解過程をチェックしてきました。中でも興味深かったのは、土中の稲ワラより、田面に露出した稲ワラの方が、明らかに風化が進み分解が進んでいる事実に何度か出くわしたことでした(写真10)。

太陽光線を浴び、雨や風や泥にまみれ、稲ワラが風化していく様子を観察していると、自然の摂理が垣間見える気がしてきたのです。すなわち自然界では新鮮な有機物がいきなり土中にすき込まれる状況は他の生き物の介在抜きには考えられず、原則として土壌表面で風化作用を受けながらゆっくりと土に還元されていきます。片野教授の指摘も、仲間の農家が池のヨシが土壌に還元していく様子(湖沼生態系)からヒントを得られたものです。

風化された稲ワラは自然の摂理の一端を示しています。

への字稲作で有名な井原豊氏のこんな言葉があります。

「自然界の現象はすべてへの字カーブ。クルマの走り方も、新幹線の走り方も、ゆっくりスタートして巡航、後半は惰力で急激な速度変化なく停止する。イナ作においても自然の法則に従い、初期ゆっくりスタート、中期に加速、後期は滑らかに降下するのが自然に合った生育である」
(井原豊「写真集 井原豊のへの字型イネつくり」農文協1991より)

これは稲の生育を述べられたものですが、私は井原氏のこの言葉により、稲ワラ還元のイメージがより明確になりました。飛行機がゆっくり着陸していくイメージです。稲ワラは急激に土にすき込まれることなく、風化作用を受けながらゆっくりと土に戻っていくのです。農家現場で何度か稲ワラの還元方法についての話をした時、何人かの農家は「稲ワラは、生のものをいきなりすき込むより、風化させてからすき込んだほうがよく分解するよ」と当然のように話されたことがありました。

島根県の自然農法無農薬栽培の田んぼ、土の中の様子
島根県の自然農法無農薬栽培の田んぼ、土の中の様子
 
島根県の自然農法無農薬栽培の田んぼ、土の中の稲ワラの様子
島根県の自然農法無農薬栽培の田んぼ、土の中の稲ワラの様子
写真10 収穫後すぐ耕起を行い、しばらく湛水した後(ドジョウ養殖のため)、落水した圃場。土中部分より表面に突き出ていた部分の方が明らかに稲ワラの分解は進んでいた(右)。(2004年10月25日、島根県安来市にて撮影)
今でも、収穫後の稲わらの還元方法(腐熟化)では頭を悩ませています。どうすればいいのだろうか、いかに田んぼに関わればいいのか。年によって天候がまるで異なる(特に雨の降り方)こと、私の農園では稲刈りの終わりが11月中旬くらいになることが重要なポイントになっています。冬間近の寒くなっていく一方の田んぼでは、秋耕起による稲ワラのすき込みにこだわって慌ただしく田んぼを耕すよりも、やはり先に述べたように田面で雨風に当てて風化させるほうが、スムーズに土に還っていくのではないかと感じています。(下記に補足:現在の見解)
しかし秋耕起を見送ると、次田んぼに入れる機会がいつ訪れるか予測できません。つまり冬から早春にかけて雨が多く降ると田んぼは乾かず、春耕起に入るタイミングをなかなか得られないこともあります。しかし、そうしたリスクを考慮に入れたとしても、稲ワラの田面風化のメリットのほうが大きいのではないかと考えています。毎年勉強です、天気と相談です、移り行く自然が相手、これだという答えはありません。(下記に補足:現在の見解)
<補足:現在の見解>
収穫後の稲ワラの還元、つまりいつ田んぼを耕起するかということについては、田んぼの土の状態(主に乾き具合)と天気予報を毎日のようによく吟味しながら、本当に毎年頭を悩ませています。ちなみに当農園の近年の稲刈りは10月下旬~11月初旬に終えています。そこから田んぼと天気と相談の日々が始まります。ある年、稲ワラの田面風化にこだわり、秋冬の耕起を見送り春まで待ったのですが、その年は春は本当に雨が多く、全く思い通りに田んぼを耕起することができませんでした。その年は案の定コナギが多発しました。それ以来、田面風化へのこだわりは捨て、収穫後、晴天が続き、最も田んぼが乾いた頃を見計らって耕起するようにしています。(2022/11/13)

●イトミミズの越冬と稲ワラの風化

余談になるかもしれませんが、稲ワラの風化にちなんだエラミミズの話をしたいと思います。エラミミズはイトミミズの一種で、水中に生息する水生のミミズです。イトミミズは土を盛り上げて雑草を抑制するということで今やすっかり有名になりましたが、その中でもエラミミズは体が大きく動きも活発なタイプです。と言っても畑ミミズよりは小さく細く、手のひらに十分乗るサイズです(写真11左上)。

イトミミズの特性を簡単に紹介しますと、田面で土の中に頭を突っ込んで、お尻(尾部)を水中に突き出してゆらゆらと激しく動かしているのが彼らで、そんな光景が自然農法田などではよく見られます。イトミミズはその体勢で微生物や有機物を泥ごと食べて、水中に突き出した尾部から土壌表面に糞を排泄していきます。イトミミズの口は極めて小さく、微粒子のみが摂食の対象となるため、土壌表層には微粒子状の糞がどんどん堆積していくことになります。こうしてエラミミズによりトロトロ層はどんどん発達していきますが、雑草の種子はイトミミズの口には入らないため、どんどん土中に埋没していき発芽できなくなるということです。以上が主なイトミミズによる雑草抑制のメカニズムです(写真11)。

エラミミズ
エラミミズ

エラミミズ

自然農法無農薬栽培の田んぼに棲息するエラミミズ1
自然農法無農薬栽培の田んぼに棲息するエラミミズ1
 
エラミミズにより盛り上がる土
エラミミズにより盛り上がる土

写真11 左写真は湛水状態におけるエラミミズの活動の様子。見えているのはエラミミズの尾部部分で、実際は激しく揺れている。右写真は落水状態の様子で、浮草が田面にへばりついてしまっているが、エラミミズの糞(土)が盛り上がり、浮草はすっかり埋もれてしまっている。

このように、雑草を制御してくれるありがたい生き物です。そして彼らは落水後、土中に潜って越冬します。表1はエラミミズの越冬深度の傾向を調べたものです。エラミミズは落水に伴い適当な生育条件を求めて徐々に潜っていくことが見て取れます。こういった傾向は生き物全般に見られるもので、季節による環境の変化に伴い、生息エリアを変えていきます。

田んぼに水が十分あれば、冬、雪の降る中でも、エラミミズが田面で活動している様子を見かけることがありますが、落水後は、土壌の乾燥と気温の低下に伴い、少しずつ深く潜っていくことが想像されます。

つまり、表1から示唆されるように、落水後まもない耕起はエラミミズを傷つけその多くを死滅させてしまう危険性が高くなります。つまり次のような考え方も出来るのです。

エラミミズが地中深くに潜った頃は、土壌の乾燥も進み、稲ワラも十分風化された頃であり、その頃に耕起すれば、エラミミズを死滅させることもなく、かつ稲ワラの腐熟化を促進させることができるということです。逆にエラミミズが表層で生息活動しているような土壌水分では、到底耕起に適した土壌状態にはなっていないということです。

「何かを達成するために、ある何かを犠牲にしてしまうのは本物の技術ではないのではないか。本当の技術はすべてが生きるものである。」「ひとつが良いとみんな良い。」ひょっとすればエラミミズの越冬と稲ワラの風化の関係は決して偶然ではないのかもしれない、と感じています。
(参考文献:栗原康(1983)「イトミミズと雑草―水田生態系解析への試み」化学と生物Vol21)

表1 エラミミズの越冬深度傾向(個体数/20×20㎝当たり、各一連)(原田・岩石1999)

採取深度(㎝) 0~7 7~14 14~21 21~28
耕起 0 0 29 11
無耕起 0 0 60 18

土採取時期:1999年3月6日、採取地:長野県波田町農業試験場A3圃場・表層腐植質多湿黒ボク土水田、処理:秋(11/24)耕起(10cm)の有無を設けて、それぞれ20×20cmの調査枠を設定し、深度別に採取した。

※技術的補足

本書で紹介できる方法はあくまで1例です。当然のことですが、地域特有の気象条件を考慮し、年ごとの気象変化に対応していく必要があります。例えば、天気予報などから、秋の長雨により田んぼが乾ききらずに冬に突入してしまうことが予想される場合はどうすればいいのか?天候が崩れないうちに一刻も早く秋耕起を行ったほうが賢明なのか?それとも秋耕起は行わずにワラを田面で風化させたほうがいいのか?

現在(2019年)、当農園では田面の風化を重視していますが(前述コメント枠参照)、田んぼにより状況は様々です。秋処理の遅れが次年度の栽培に影響を与えてしまう可能性もあります。特に日本海側の雨が多い地域や水はけが悪い田んぼは注意が必要かもしれません。しかしこうした条件(天水が多い、水持ちが良い)を逆手にとって、冬期湛水不耕起栽培を実施されている農家もいます。‘発想の転換,です。

●また気候が温暖な地域では、稲ワラが分解し過ぎる場合も想定されます(地力の消耗)。暖地での栽培および調査経験はほとんどないため推測の域を出ることはできませんが、高知県や宮崎県、和歌山県など太平洋側の温かい地域では反対に稲ワラ等有機物の分解にブレーキをかける必要があるかもしれません。窒素分を施用しない、すき込み方を工夫する(時期を遅らせるなど)等です。

いずれにせよ、目的は、稲が育ちやすい‘土を育てる,ことです。気象条件・圃場条件は多種多様であり、風土に合わせた技術的工夫が求められます。

(2)秋から始まる「トロトロ層の形成」~有機物は微生物のエサ~

次に「トロトロ層の形成」について見ていきましょう。

秋の有機物施用で最も留意すべき点は、有機物施用が「稲ワラの腐熟化促進」と「トロトロ層の形成」にいかに連動していくかということです。微生物にとっては、稲ワラはC/N比(後述)が高く分解しづらいため、稲ワラの腐熟化をより促進させるためには、微生物のエサとして、窒素分にして3~4kg程度の易分解性有機物(例:米ぬか45kg、油粕20kg、魚粕20kg)を添加してやることが有効になってきます。(※当はらだ自然農園では、食味品質へのこだわりから、米ぬかのみを施用しています。)

微生物は、米ぬかや稲ワラから溶け出す低分子の糖やアミノ酸を足掛かりに稲ワラの腐熟化を進めつつ、遷移(バトンリレー)を繰り返しながら、増殖していきます。この過程で土壌中にアミノ酸や糖類、ビタミン、生理活性物質などを生成していくと考えられます。

すなわち前述したように、微生物は、稲ワラの腐熟化を進めると同時にその過程においてトロトロ層の元になり得る材料(腐植、微生物の格好のエサ)をどんどん生成していると考えられます。

有機物は決して化学肥料の代替え資材ではなく、本質的なところは、腐植のもとであり、土壌生物の格好の基質(エサ)になるということです(図2)。ゆえに米ぬかやボカシは稲の肥料ではなく、田んぼの微生物を中心とした土壌生物を育てる気持ちで散布します発想の転換のすすめ)。

堆肥も稲の肥料ではなく、腐植の元になるという感覚です。前述したように、これら栽培管理を通して、春田植えまでに、新鮮有機物である稲ワラを基質(エサ)に、どこまで有用な微生物群が安定的に生息活動できる土壌環境を誘導できるか、栽培のポイントはここにあります。秋から始まる育土であり、秋から始まる田んぼでの有用微生物群の培養です。

図2
図2
図2 エラミミズによる地表面の盛り上がり速度とボカシ施用の影響
(原田・岩石・全・梅村2000)

※ボカシ施用により、エラミミズの活性が上がるのが見て取れる。つまりボカシはエラミミズの格好の食べ物になっている。

コラム3

自然農法とは何か?
その2「育土」
「自然農法の栽培の基本は?」と聞かれて、真っ先に浮かんでくるのは‘育土(土を育むこと),です。自然農法の創始者岡田茂吉(1882~1955)は栽培の原理を「土を汚さず、生きている土の偉大な能力を発揮させる」ことであると表現しています。健康な土には健康な作物が育ち、健康な作物は美しく、美味しく、病害虫に冒されにくいのです。それが自然農法の生産現場において肌で感じる現実です。

では、健康な土とは一体どんな土なのでしょうか?いろいろな表現ができると思いますが、ここでは簡単に‘多種多様な命が密接につながり調和している状態,と言い表しましょう。それは土壌生物への衣食住(生物性・物理性・化学性)の提供という面において、人(栽培者)が多大な好影響を与えている状態であると言えるのです。
よく自然農法※というと、自然まかせ、自然放任というイメージを持たれる方もおられますが、ここで述べる‘自然農法,はそうではありません。栽培者が自然の摂理に則った関わり方をすることによって、より自然(土)の力を引き出す、それがここでお伝えしたい‘自然農法,です。
※自然農法の創始者としてはもう一人福岡正信氏(1913~2008)が有名。「田も耕さず 肥料もやらず 農薬も使わず 草もとらず」(福岡正信著「自然農法 わら一本の革命」春秋社1983より)~福岡正信氏が語る精神性もまた極めて奥深いものがある。著書として「無Ⅰ 神の革命」「無Ⅱ 無の哲学」「無Ⅲ 自然農法」「自然に還る」「<自然>を生きる」(いずれも春秋社)などがある。

秋処理のポイント②~前編~ へ続く