生き物とのリアルな関係 ~里山で自然栽培を営む百姓の実際~
私は里山で自然栽培米や自然農法米を育てている百姓である。当記事は山ふもとで農を営むという生業の中で自分の身を守り生計を立てていく為に、日々出会う生き物とどう関わっているのか、またどんな関係性があるのか、その個人的実際を述べたものである。
自然農法米・自然栽培米を通販
私は里山で自然栽培米や自然農法米を育てている百姓である。当記事は山ふもとで農を営むという生業の中で自分の身を守り生計を立てていく為に、日々出会う生き物とどう関わっているのか、またどんな関係性があるのか、その個人的実際を述べたものである。
京都丹波の里山で百姓仕事(自然栽培)をしながらの観察から知ったトンビの興味深い生態。目次、カラスとの闘い、仲間を助けるトンビ、消えたヌートリアの死体など。
自然栽培米も自然農法米も無農薬・無化学肥料・無除草剤である。自然栽培米は何も施用しない完全無肥料栽培。自然農法米では自然の摂理に則り米ぬかを施用。米ぬかが生き物の活性を高め、生き物の生息活動が稲の生育につながり、最終的に美味しいお米が育つ。
自然の中で何かが損なわれると、人の中でも同じように何かが損なわれるのではないかと思っている。もし例えば、人の手により自然破壊が進むことによって、何かの生物種が絶滅するなら、人もおそらく同じように大切な何かを失う、そう思っている。
2月にしては暖かい日が続く。 気がつくと部屋にハエがいる。ブンブンブンブンあちこち飛び回る。 無闇に殺してしまう...
風邪の捉え方にこそ、自然農法の妙がある。病気は体の浄化作用である。だから症状を薬で止めてはいけない。熱や鼻水により毒素を排出させてやることが大切なのだ。同じく農作物にとっての病害虫も自然界に備わっている浄化作用である。病害虫は自然界のシグナルである。そこから土の状態を知り、栽培のあり方を見直すことができる。
自然農法とは。自然をどう捉えるのか。自然の摂理とは何か。自然農法は自然観の顕れである。自然農法は人の生き方に直結している。自然農法は人の根本にあるものである。自然農法とは何か?ここで今一度改めて整理しながら、何回に分けてお伝えしていきたいと思っている。