土鍋で玄米を炊く~玄米の美味しい食べ方~

土鍋で炊いた玄米(自然農法の無農薬玄米を使用)
土鍋で炊いた玄米(自然農法の無農薬玄米を使用)

目次

冬は玄米

冬になると玄米を食べたくなる。段々と寒くなってきて、農作業もすっかり落ち着いた頃、冬らしさに合わせるように、そろそろ玄米を食べようかなぁという気になってくるのだ。

そうして玄米を食べ始めると、玄米は味があって、とても美味しくて、食卓に玄米がないと寂しくなる。

季節によってお米を変える

私は季節によってお米の食べ方(種類)を変える。夏は8分つき米、春秋は“5分つき米と8分つき米”を、冬は“玄米と8分つき米”を、それぞれ半分ずつお茶碗に盛って食べる。これを私は“2色ご飯”と呼んでいる。

ちなみにうちの家族は、一年を通し、白米と称して8分つき米を主に食べている。
(※5分つき米はヌカ層が多く残る本格的な分つき米であるが、8分つき米くらいだと感覚的にはほぼ白米である。8分つき米は美味しくて白米より栄養があるので、白米派におすすめである。)

土鍋で玄米を炊く

今まで玄米は普通に炊飯器で炊いていたのだが、今冬は土鍋で玄米を炊くことにした。私はそもそも土鍋好きなのである。

これまで何度か土鍋で白米を炊いたことはあったが、玄米を炊いたことはなかった。自分で炊くのは少々面倒だし、かと言って忙しそうにしている妻に頼むのも申し訳ないし、そもそも炊飯器で炊いたご飯に、玄米にせよ、分つき米にせよ、白米にせよ、とても美味しくて毎日満足していたので、わざわざ土鍋で炊くことはないと・・・

でもある日、時間に余裕があったので、土鍋で玄米を炊くことにした。憧れの土鍋玄米!以前に調べていた「玄米の土鍋での炊き方」のメモがあったので、まずはその通りにやってみた。お米は1合(1カップ)、水は1.5カップ、土鍋は1人用の小鍋を使用。

土鍋玄米の炊き上がりは思ったよりは随分硬かった。よく噛んで(噛まざるを得ない)食べた。それが美味いのだ。お米の心地良い弾力の中に、歯ごたえのある旨味・甘みが詰まっていて、噛めば噛むほどにその味が口の中に行き渡る。実に美味しい。しかし少し硬め。もう少し柔らかくてもいい。翌日も同じ方法で試みてみたが、底が多く焦げ付き硬めに仕上がる。

そこで玄米1合に対し、水を2カップ弱にすると、うまく炊けた。前より玄米は柔らかく鍋底のお焦げも理想的である(※ただ鍋が少し小さいので鍋の穴から水蒸気が少し吹きこぼれる)。そして更に美味しい。

土鍋玄米の虜になる

私はすっかり土鍋玄米の虜(とりこ)になった。

今は、時間があればというよりわざわざ時間を作って、自分で玄米をとぎ、水を入れ、火加減を調節して、一人満足しながら玄米を食べ、そして食べ終わったら土鍋を自分で洗う。(そう、土鍋玄米に関しては妻に負担をかけないようにしている、私の実用を兼ねた趣味?だから)

そして興味深いことに、更におかずが「ザ・シンプル」になる。少しの地味な和食のおかずを求める。そう、玄米が食事の中心、土鍋玄米がメインになる。土鍋玄米を味わうためのおかず。味噌汁と漬物が最高のおかずになる。あと僅かな副菜や魚などがあれば十分である。
(※ちなみに土鍋玄米の時は、前述した玄米と8分つき米の“2色ご飯”はせずに土鍋玄米だけを食べる。それで足らない時は、後で8分つき米を食べる。)

これはとても地味だが、とても豊かな食であり、最も美味しい料理(献立)の一つであると思っている。“土鍋玄米”をぜひおすすめしたい。以下に私が行っている具体的な「土鍋玄米の炊き方」を紹介する。参考にしていただければ幸いである。意外と簡単である。ぜひ、当農園の自然農法・無農薬玄米でご賞味あれ。

土鍋で玄米を炊く方法

(一人前分)
用意するもの

  • 玄米:1カップ(1合)
  • 水:2カップ弱
    ※できるだけ良い水を使用したい。私は浄水器を通した水道水を一晩程度汲み置きしたものを主に使用しているが、ここ丹波亀岡は東西南北を山に囲まれた良水の地である。
  • 土鍋(一人前用の小鍋)
  • ガスコンロ:大小あるならば、小さい方を用いる。極弱火にするため。

土鍋での炊き方

  • 玄米1合を土鍋の中で洗い(さっとで十分)、玄米がずれ落ちない程度に土鍋を傾けて水を切る。
  • そのまま土鍋の中に上記2カップ弱の水を入れて、玄米を最低1時間以上浸ける(一晩浸けて朝に炊く、朝に浸けて昼または夜に炊くくらいが適当)
  • 最初は極弱火で15~20分。15分を過ぎた頃から鍋のふた穴から少しずつ湯気が出始める。
  • 20分くらいで弱い中火にする。
  • ⇒ふた穴からの湯気が勢いを増し、水蒸気(沸騰した炊き汁)が漏れ出す。
  • 40~41分を過ぎた頃、鍋の中の水分がなくなってきて鍋底から気持ちの良いカリカリとした音が聞こえてくる。⇒ここらあたりで一度鍋ふたを取って水分が概ね無くなっていることが確認できれば、極弱火に戻す。
  • 鍋底のカリカリとした音に混じるかのように、鍋底の焦げの匂いがしてくる。火を入れて49~50分が経過した頃に火を止める(火止めのタイミングは鍋底の音と焦げの匂いで判断する)
  • 15分間蒸らす。

注)ガスコンロの火力、水の量、土鍋の種類などの違いにより、炊き上がり方が異なってきますので、条件に合った方法を色々と試してください。当方もこれから色々と炊き方を研究していきますので、朗報があればまたお知らせしたいと思います。